地方から東京へ
障害者就労支援施設「
ウイングル・ヒューマンサポート黒磯」(那須塩原市)の利用者が一般企業は初めて就職した。 今月から、東京の電子部品商社に入社し、パソコンを使った「遠隔地雇用」として事務所で業務を始めた。
嘱託社員で働く
雇用されたのは、精神障害のある40歳代の男性1人で同社の東京本社で研修を受けた後、同施設内に新設された事務所で業務を始めた。身分は同商社嘱託社員で週5日間働くことになっている。男性は「数少ないチャンスを生かせてうれしい。訓練と同じ環境で働けるので安心。自分と同じ立場の人が後に続けるよう、気負わず取り組みたい」と抱負を語る。
プロいて安心
人事担当者は「社内に障害者雇用のノウハウがないので、プロの支援があると安心。今後も状況に応じ雇用を広げたい」と期待を寄せる。同施設は障害者を対象にパソコン業務の訓練を行い、企業への就職を支援している。