企業の経営者に理解を求める
ハローワーク岐阜では、企業で働く障害者らが労働体験を話す「障害者経験発表会~就労の現場から~」を開く。
この発表会は「民間企業において活躍されておられる障がい者ご自身の経験談を発表していただくことにより、障がい者雇用について広く理解を深めていただくことを目的」として民間企業の経営者向けに開催される。
発表会では、県下の企業で働く視覚・知的・聴覚障害者など4人と、雇用企業の担当者に職場での体験、経験を語ってもらう。
また、職場の仕事風景もビデオで上映される。
県内の法定雇用率も低迷
岐阜県内の民間企業における法定雇用率は53・8%となっているが、業績低迷により障害者の「解雇」も増加し、障害者雇用の深刻さが浮き彫りになっている。
一方、自治体の雇用率は県警本部や市町村では基準値の2・1%を上回った。
岐阜労働局は「不況の影響で、障害者の雇用が進んでいない。雇用情勢の悪化が続けば、障害者の解雇数も増える恐れがある」と懸念するコメントを出した。