富山発第2弾 高齢者向け胃腸薬
富山県と
県薬業連合会、
富山大は共同で高齢者向けに特化した胃腸薬を開発し、今年度中に
厚生労働省に製造申請する。産学官連携による全国初の医薬品開発となった滋養強壮薬「パナワン」(2006年発売)に続く第2弾。天然生薬を原料とした富山発のオリジナル新薬として全国に売り出す。
製造承認には1年程度かかり、商品としての発売は11年頃になる見込み。同連合会に加盟する数社が製造販売する。
生薬作用で高齢者の健康維持に
県薬業連合会関係者らによると、この新薬は生薬の作用により、一定期間飲み続けることで胃腸の調子を整え、消化吸収を良くする効能がある。
食欲の減退を抑え、高齢者の健康の維持と、病気の予防に結びつけるのが目的で、水なしでかみ砕いて飲めるチュアブルタイプの錠剤となる予定。