不況が影響
富山労働局は、企業や公的機関の障害者雇用の状況を発表した。法定雇用率が適用される民間企業の達成率は60・2%(前年比0・8ポイント増)。実雇用率は1・67%(前年比0・01ポイント増)だった。倒産などにより雇用者数自体が減少していて、同局職業対策課は「雇用促進に向け、呼びかけを強めたい」と述べている。
大企業は増える
民間企業の雇用状況は300~499人規模の企業と500~999人規模の企業は雇用者数が増えた。地方公共団体や市町村教育委員会などの公的機関では、県教委が実雇用率をの1・93%(前年比0・47ポイント増)とした。
罰則規定拡大
今年7月からは、法定雇用率未達成の企業に課せられていた納付金の対象が「301人以上の事業所」から「201人以上」に拡大される。これについて同局は「対象となる中小企業を中心に、制度周知を徹底したい」と話している。