「公益」目的で産学金連携--山形銀・公益大・JC
山形銀行と
東北公益文科大学(酒田市)、
日本青年会議所(JC)山形ブロック協議会の3者が、「やまがた公益プロジェクト」を始めることとなり、26日に発会式を行う。
「公益」をキーワードとし、学生を交えて地域活性化に向けた具体的なモデル事業を探ることになる。
地銀と地方大学の産学連携に、JC が加わる形で研究活動をするのは珍しいという。
26日夜に同大で初会合を開くが、3者から合計30人程度が参加する見込みで、3グループに分かれ空き店舗活用法や中心市街地活性化策など、「地域貢献につながる公益事業をどう展開するか」をテーマとして意見交換を重ねる。
プロジェクトで連携協定事業が具体化
7月にJC が東根市で開く会員大会に同大学生らが特別参加、それまでに練り上げたモデル事業を発表し、その後、効果や資金面などを含めて事業の実現性を探ることとする。
山形銀と公益大は、2008年9月に産学連携協定を締結している。
当初は両者で「(仮称)地域情報化研究会」を設立する計画だったが進んでおらず、JC を加えた今回のプロジェクトにより、連携協定に基づく事業具体化が事実上スタートすることになる。