今年度の社会福祉士国試、合格率は微減

厚生労働省は、24都道府県で今年1月に実施された社会福祉士国家試験の合格発表及び状況について13日に発表をおこなった。

今回の受験者数は45,187人、 合格者数 は12,181人、合格率は27.0 ％だった。前回に比べると受験者数は391人少なく、合格率は0.5ポイント低かった。合格者のうち64.7％は女性とのことだ。

社会福祉士の国家試験は、平成元年からスタートしており、その当時の受験者数は1,033人、合格率は17.4％。10年後には、受験者数12,535人、27.6％、20年後には受験者数が45,324人、合格率が30.6％となった。

その後は、受験者数、合格率とも大幅に変わってはいない。厚生労働省は、1月に実施された精神保健福祉士の国家試験合格者についても同日に発表をおこなっている。受験者数は7183人、合格者は4402人となっており、合格率は61.3％とのことだ。

社会福祉士とは、昭和62年5月の国会で制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」で位置づけられた国家資格となっている。

同資格を有する者は、体や精神に障害がある、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者に対して、福祉に関する相談に応じることがで、その相談に対して、助言、指導、福祉サービスを提供する人や医師や保健医療サービスを提供する人などと連携し援助をおこなっていく。

（画像は厚生労働省ホームページよりより）




厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/

第27回社会福祉士国家試験合格発表
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000076887.html

社会福祉振興・試験センター
http://www.sssc.or.jp/index_main.html