AlbaLinkが全国アンケート調査を実施
株式会社AlbaLink(以下、AlbaLink)は15日、「住みたい街・住みたくない街の特徴に関する意識調査」を実施し、その結果をとりまとめて公開した。
どのような特徴を有する街の物件にニーズが高く、反対にどういった街の特徴が物件の稼働状況を悪くさせてしまうのか、投資物件の運用を行っていく上で、参考になる資料となっている。
この調査は、インターネットによるAlbaLinkの自社調査アンケートとして任意で回答を求め、行ったもので、2024年4月29日~4月30日の期間に実施、全国の男女500人から有効回答を得た。性別内訳は女性が314人、男性が186人だった。
まず、住みたい街の特徴について、複数回答可で回答してもらい、その集計結果を上位からランキング化したところ、1位が「買い物に困らない」の237人となった。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど日常の買い物ができる場所が徒歩圏など、近隣にあることを求める向きは強い。
続く2位は「治安がいい」の220人だった。子どもがいるため、心配なく学校や遊びに送り出せることが重要とする声や、駅からの帰宅ルートやコンビニなど周辺の環境が暗すぎず、適度に街灯があって安全を感じられる、犯罪発生率が低いといったポイントが重視されている。
3位には「交通の便がいい」が202人でランクインした。やはり都心へのアクセスに優れた街や、複数駅が利用可能、車がなくとも公共交通機関で自由に動ける街に支持が集まっている。将来的な免許返納も考慮した回答もあったようだ。
以下、4位は「静かで落ち着いている」の126人、5位が「自然を感じられる」の102人、6位「医療機関に行きやすい」の87人、7位が「家賃・物価が安い」の84人、8位は「子育てしやすい」の31人などと続いた。
家賃や物価への要望はさほど強くなく、それ以上に便利で安全な街に住みたい、住環境として閑静で暮らしやすく自然も身近に感じられるといった街が評価されている。
治安や騒音の問題は大いにマイナス
続いて住みたくない街の特徴を尋ねた。1位は「治安が悪い」の275人で、全体の半数超と2位以下を100人以上引き離す結果になった。空き巣やひったくりが多い地域や不審者情報が頻繁に出るような、昼夜を問わず安心して歩けない街は困るという声が多く寄せられた。
とくに一人暮らしの女性や子育て中のファミリー、高齢者などにとっては重要な要素となっている。
2位は「騒音がひどい」の169人だった。長い時間を過ごし、リラックスしたい自宅環境で騒音に悩まされるような暮らしはしたくないと考える人は多いとみられる。
3位が「交通の便が悪い」の113人だった。自家用車がなければどこにも行けない、生活が成り立たないような街は避けたいという声が目立ったという。地方都市や過疎が進む地域などは、この点で大きなマイナスになる可能性がある。
4位は「商業施設が少ない」の95人、5位には「家賃・物価が高い」の56人がランクインした。6位は「繁華街が近い」の43人、7位「人が多すぎる」の41人、8位は「街が汚い・不潔」の33人、9位に「交通量が多い」の31人、10位は「近所付き合いが面倒」の29人だった。
ある程度の賑わいは求められるが、繁華街のそばや人口密集によるストレス・不便さが感じられる街も敬遠されている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社AlbaLink プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000128.000055654.html