昼食を食べた73人中16人が食中毒に
三重県四日市市(以下、四日市市)が、同市内の福祉施設「社会福祉法人ユートピア(集団給食施設)」において、食中毒が発生したことを9月12日に発表している。
9月1日に同福祉施設の複数の利用者が体調を崩している旨、市内の医療機関から申し出があった。
四日市市が調査を行った結果、8月30日に同施設で調理された昼食を食べた73人中16人が、吐き気や下痢、発熱などの症状を呈していたことが判明した。
有症者の便からサルモネラ・エンテリティディスを検出
四日市市の調査により、有症者の便からサルモネラ・エンテリティディスが検出された。これに加え、有症者の共通食が同施設で調理された昼食に限られることや、診察した医師から食中毒の届け出があったことを踏まえ、同施設を原因とする食中毒と断定した。
昼食の主なメニューは天津飯、チョレギサラダ、ワンタンスープ、焼きそばで、原因食品は現在調査中。
なお、9月12日から同施設の営業禁止処分が下されており、四日市市保健所の改善確認をもって処分の解除が行われる予定だ。
(画像はunsplashより)
四日市市 食中毒の発生について(令和5年9月12日)
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/