中古マンション市場の動向を天気マークで可視化
東京カンテイは6月30日、2025年5月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。
この天気図は、全国47都道府県のファミリータイプ中古マンションを対象に流通価格を集計し、価格の変動傾向を天気マークで示したレポートである。価格が上昇傾向にある地域を「晴」、下落傾向の地域を「雨」などとして、視覚的に分かりやすく表現している。
「晴」は21地域から17地域に減少
5月は、「晴」が前月の21地域から17地域へと減少した一方で、「雨」は7地域から8地域に増加した。
「曇」は5地域から8地域に、「薄日」は7地域から11地域に増加。「小雨」は7地域から3地域へと減少した。
全国的に見ると、価格動向が改善した地域は11から7地域に減少し、横ばいは30から31地域に微増。悪化は6から9地域に拡大した。
また、47都道府県のうち、前月比で価格が下落した地域は12から22地域に増加している。
市区町村ベースでは、前月と比較可能で事例数が10件以上ある全国516都市のうち、236都市(45.7%)で価格が下落。前月の212都市(41.5%)から、エリア数・割合ともに増加した。
ただし、価格が下落した地域の多くは、軽微な変動にとどまっており、全国の価格傾向は横ばいのトレンドを維持している。
地方の主要4道県(北海道・宮城県・広島県・福岡県)では、札幌・仙台・広島・福岡の各市で価格が上昇。いずれの都市も「晴」または「薄日」として、好天を維持した。
(画像はプレスリリースより)

株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/wp-content/uploads/WR202505-1.pdf