ネビュラ賞・ローカス賞・クロフォード賞の3冠に輝いたチャーリー・ジェーン・アンダーズの破滅SF『空のあらゆる鳥を』が5月9日に発売されます。
魔術師と科学者が再会
同書の主な登場人物は、魔法使いの少女パトリシアと天才科学少年ローレンス。特別な才能を持つパトリシアとローレンスは、その才能ゆえに周囲に疎まれていましたが、疎まれた物同士として友情を育んでいました。
ところが、二人は未来を予知した暗殺者に狙われ、引き裂かれて別々の道を歩むことになります。成長した二人が再会したのは、人類滅亡の危機の最中、魔術師と科学者という全く異なる組織の一員としてでした。
著者はio9の共同創設者
著者のチャーリー・ジェーン・アンダーズは、米国コネチカット州に生まれ。ケンブリッジ大学で英文学とアジア文学を学び、2008年にSFとファンタジーに特化したサイエンス・カルチャー・ウェブサイトio9を共同創設しました。
2012年に、"Six Months, Three Days"でヒューゴー賞中編部門を受賞。『空のあらゆる鳥を(All the Birds in the Sky)』では、ネビュラ賞長編部門・ローカス賞ファンタジー長編部門・クロフォード賞の3つの賞を受賞しました。
『空のあらゆる鳥を』(著者:チャーリー・ジェーン・アンダーズ、訳:市田泉)は5月9日、東京創元社より発売されます。
(画像は
Amazonより引用)
東京創元社 近刊案内
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488014643