『ACP入門 人生会議の始め方ガイド』
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の実践についてわかりやすく解説している新刊『ACP入門 人生会議の始め方ガイド』が発売されました。
著者は国立長寿医療研究センター病院緩和ケア診療部、エンド・オブ・ライフ(EOL)ケアチーム医師の西川満則氏と、株式会社Old‐Rookie快護相談所和び咲び副所長、介護支援専門員の大城京子氏です。A5判で172ページ、価格は2,970円(税込)。出版社は日経BPとなっています。
どうすればACPを実践できる?
平成30年、厚生労働省はACPの愛称を「人生会議」としました。今後の変化に備え、患者自身が主体となり、受ける医療やケアについて話し合うプロセスが必要となっています。話し合いには家族なども加わりますが、医療、ケアチームの専門家としての意見が欠かせません。
人生の最終段階ともいえる時期に、本人の希望を確認する必要がありますが、現場にとって比較的新しい課題だけに、その実践は難しい問題となります。
ACPの進め方を会話形式で 明日から使える台本に
新刊では倫理よりも、実践の解説に注力。医療介護現場でよくある症例を取り上げ、会話集も付けられていることから、現場で使える台本として活用できます。
「死」を考えることになるACPを患者、家族にどう切り出せばいいのかわからない、そんな時のための話術などについてわかりやすく、楽しく解説しています。
また、終末期には医師、看護師、ケアマネジャー、介護士など多職種が関わります。スタッフ間で意見が割れた場合、丸く収める方法についても紹介されています。
(画像はイメージです)
日経BP SHOP - ACP入門 人生会議の始め方ガイド
https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/278540/