危機管理チームから明確なメッセージを 定期的な会話も
会社が顧客へのサービスの影響や、メディアへの対応のことを考えすぎていると、重要である従業員を忘れてしまうリスクがでてくる。外出自粛などの状況下で、組織を先導することは難しいことであるが、それでもうまくコミュニケーションをとる方法があるとして、REBAが4月21日の記事で紹介した。
こういった危機的状況下においては、個人からの不明瞭なメッセージの伝達は避けるべきだ。組織として危機管理チームを作り、しっかりと明確なメッセージを早期に伝えると良い。意思決定とコミュニケーションのための部門やチームを作ることは、安定したリーダーシップと、明確な情報伝達につながっていくだろう。
また、憶測やうわさが広がることで、従業員の作業に支障がでないようにしなければならない。そのためには、毎日同じ時間に会議を行うなど、コミュニケーションができる機会を設けると良い。新しい情報がなくとも、それを伝えることが重要だ。
複数のチャネルを用意 ビデオメッセージの作成も効果的
リモートワークなどでオフィスにいない従業員のために、複数の連絡用チャネルを作り、重要な情報などがしっかりと届くようにしなければならない。RescueTimeの2018年のある調査によると、平均的な人は1日58回携帯電話を見るため、「モバイルファースト」のアプローチをすると良い。
また、CEOや管理職などといったチームを先導する立場にある人が、従業員向けのビデオメッセージを作って公開することも効果的なアプローチとなる。プロが作るような動画を作成する必要はなく、最も重要なことは、危機的状況の解決に向けて経営陣が最善を尽くしていると伝えることだ。
そのため、従業員が忘れられていないと感じられるように、個々に訴えかけるような穏やかな口調で話すと良いだろう。
(画像はunsplashより)
REBA
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