ベスト型外骨格VEX
ヒュンダイは3月30日、最新の外骨格ウェアラブルロボット、ベスト外骨格(VEX)が、Red Dot Design Award 2020のプロダクトデザイン部門を受賞したと発表している。怪我を防止する工夫が高く評価されたとしている。
Red Dot Design Awards 2020
この外骨格ウェアラブルロボットは、ロボット工学分野に革新を打ち出しながら、同グループの産業労働者の健康と安全のために開発されたものとして、国際デザインコンペである、Red Dot Design Awardsから賞賛を受けた。
VEXは、主に組み立てラインの部門で、頭の上で車両の下側で作業する労働者向けに作られている。バックパックのように着用でき、バッテリーの必要性を排除することで、重量は2.8キログラム、軽量でコンパクトなデザインとなっている。
安全な作業現場を目指した取り組み
実際に同グループでは、プロジェクトとしてVEXを着用して作業を行っている。腕と肩の疲労が軽減したと、ポジティブなフィードバックを多く受けている。
今後は、VEXに加えてもう1つの軽量型ウェアラブルロボット・Chairless Exoskeleton(CEX)にも取り組んでいる。スツールや椅子がなくても座った姿勢を維持できるロボットだ。これを医療リハビリなどに活用する開発も行っていく予定だ。
(画像はプレスリリースより)
ヒュンダイのプレスリリース
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