大規模組織や施設のセキュリティ強化
ハネウェルは11月14日、ビルのセキュリティシステムに関するトレンドの予測を行っている。オープンにつながるスマートビルシステムの増加から予測・分析し、アドバイスを提供している。
つながる便利さとサイバー攻撃の脅威
これは、ブリュッセルで開催された「HoneywellのTechnology Day」で発表されたもので、ビルのサイバーセキュリティに関する2020年の傾向をまとめたものだ。
ある調査によると、サイバーセキュリティの侵害は過去5年間で65%増加。2020年にスマートシステムを採用するビルは8割に上るとされており、それに伴うサイバー攻撃などデータの漏えいが懸念されている。
最近ではサイバー攻撃と重複して、建物のOT(オペレーション・テクノロジー)システムが新たなウィルスのアクセスルートとなっており、2020年にはOTへのセキュリティシステムの標準化に向けた動きが世界的に活発化するとみている。
OT・IT技術の需要拡大
IoTセキュリティサービス市場は2021年までに21億ドルに達すると予測され、同時にOTへの意識や対策の変化が重要視されていることから、OT・IT両方の専門家の需要が拡大すると予測している。
実際に同社では最近、グローバル大手金融企業の複数の建物、従業員を含む資産保護に協力している。
(画像はハネウェルの公式ホームページより)
ハネウェルのプレスリリース
https://www.honeywell.com/