特徴的なヘッドランプで目立った車体に
HELLAは、e.GO Mobile社の新型e.GO Lifeに、様々な照明とエレクトロニクスに関する先進の製品を提供した。
これらの製品には、ブレーキ機能をサポートするものや、車両個々のルック&フィールを作るうえで重要な役割を果たす製品などがある。
e.GO Lifeは、e.GO Mobile社による最初の電気自動車であり、今年の半ばから販売されている。
HELLAはe.GO Mobile社と共同で、カスタマイズされたヘッドランプのコンセプトを開発した。このプロジェクトでは、ヘッドランプを使用して車両を差別化し、際立って目立たせることに焦点が置かれている。
HELLA、特別用途部門販売担当責任者であるMichael Bock氏は、次のように述べた。
「今回の開発の目的は、車両に親しみのある顔を与えることで、ハロゲン版でも使用可能な丸形LEDヘッドランプを使用したことで達成されている。さらに、我々は、創立者の希望で標準設計を根本的に変更し、ポルシェ911をオマージュしていることを認識できるヘッドランプにした。」(プレスリリースより引用)
オプションで、LEDを光源としたシングル投影モジュールによる、ハイビームとロービームが可能となっており、システムをよりアップグレードさせることができる。
様々な高性能照明・エレクトロニクス製品を提供
HELLAは、ヘッドランプ技術に加えて、e.GO Lifeに、フォグランプやモジュラーShapelineランプシリーズの反射リフレクター、中央位置にハイマウントされた3番目のストップランプ、リアフォグランプ、リバースランプ、さらに、車両内装の読書用ランプなど、さらなる照明製品を提供している。
また、エレクトロニクス分野からの製品として、レインライトセンサーとホーンなども車両に採用されている。さらに、大きな特徴として、ブレーキ機能をアシストするために、次世代の電動真空ポンプ(UP5)も統合した。
Michael Bock氏は、「電気自動車には内燃エンジンがないために、空気圧ブレーキブーストシステムに必要な真空状態を作り出すために、電動ポンプが使用されている。」と説明している。
電動真空ポンプは、統合された圧力センサーによって制御される。固定スイッチングしきい値に達すると、必要に応じてポンプがオンとオフに切り替わる。
HELLAとe.GO Mobile社は協力を継続し、電動バス「e.GO Mover」の量産は、2020年半ばに開始される予定である。これは2つのバリアントが予定されており、1つはドライバーアシストシステムが備えられ、もう1つは、トップレベルの拡張を目指して、完全な自律走行を行うミニバスに照準を置いたものとなっている。
e.GO Moverにも、HELLAは、照明とエレクトロニクス製品を提供する。
(画像はプレスリリースより)
HELLA Press Releases
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