フルハイブリッドで性能は2倍
コンチネンタルは7月2日、48ボルトハイブリッドシステムの開発に成功したと発表。これまでのシステムと同等のスペースで2倍の性能、フルハイブリッドを実現する。
既存システムより10%以上の燃費効率
開発では、48ボルトハイブリッドシステムはパワートレインに再配置。電気モーターは燃焼エンジンの前ではなく、燃焼機関とトランスミッションの間の後方に配置した。
ここでは水冷式モーターがポイントであり、最高出力はこれまでのシステムと比較して30キロワットに倍増。電気のみでの走行でも時速80~90キロメートルを実現する。大きさにも配慮し、スペースや重量もわずかな違いしかない。
これは時速30キロメートルの速度制限区域においては、電気モーターのみで運転できる。従来のシステムと比較して10%以上の電気効率を可能にし、燃料をかなり節約することができる。
規制の厳しくなる車両環境
低燃料消費によりCO2排出量を大幅に抑え、走行効率の向上と快適なドライブを提供する。
同社は、環境保護により厳しくなる車両への規制に対応するため、フルハイブリッド化を目指している。普及には価格を下げる必要があり、よりコンパクトで安価なモジュール、シンプルな設計を実現する開発を行っている。
(画像はプレスリリースより)
コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/