価格天気図「晴」が24地域に増加
東京カンテイは1月27日、2021年12月の「中古マンション価格天気図」を発表した。
中古マンション価格天気図は、全国の中古マンション(ファミリータイプ)の価格を月ごとに集計し、変動の様子を「天気マーク」で表示したレポート。価格が上昇傾向であれば「晴」、やや上昇傾向は「薄日」、足踏み状態は「曇」、やや下落傾向は「小雨」、下落傾向は「雨」の天気マークで表示される。
12月の価格天気図によると、「晴」は前月比2地域増加の24地域、「雨」は1地域減少の3地域、「曇」は2地域減少の6地域、「小雨」は3地域増加の5地域、「薄日」は2地域減少の9地域だった。
全国で天候が「改善」した地域数は、前月の4地域から5地域に増加。横ばいも33地域から38地域に増加。悪化は10地域から4地域に減少した。47都道府県のうち前月比で価格が下落した地域数は、23地域から16地域へと減少した。
三大都市圏は依然として好調だが、地方都市では下落傾向の都市が増えている。
首都圏の70平米換算価格は前月比1.8%上昇の4498万円
【三大都市圏】における中古マンションの70平米換算の平均価格は、三大都市圏の全エリアが上昇となった。
首都圏は前月比1.8%上昇の4498万円。都県別でみると、東京都が同1.5%上昇6058万円、神奈川県が同1.6%上昇の3337万円、埼玉県が同0.6%上昇の2704万円、千葉県が同0.3%上昇の2369万円。
近畿圏は、同1.2%上昇の2732万円だった。府県別では大阪府が同0.6%上昇の2956万円、兵庫県が1.7%上昇の2357万円、京都府が同1.7%上昇の3422万円。滋賀県が3.4%上昇の2494万円、奈良県は1.9%上昇の1481万円、和歌山県は3.2%上昇の1401万円となっている。。
中部圏は同1.2%上昇の2168万円だった。県別では愛知県が0.9%上昇の2291万円、静岡県が1.6%上昇の1798万円、岐阜県が3.4%上昇の1697万円、三重県は2.8%上昇の1770万円となった。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202112.pdf