凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)は、日産自動車株式会社(以下、日産自動車)と一般社団法人MoMAラボ(以下、MoMAラボ)と2022年1月24日(月)~2月4日(金)で福島県双葉郡浪江町(以下、浪江町)の住民を対象にした「なみえバーチャル商店街サービス」の実証実験を行います。
2種のサービスを合わせた実証実験
「なみえバーチャル商店街サービス」は、買い物と配送の二つのサービスを組み合わせた実証実験です。
凸版印刷提供の住人が自宅でタブレット端末を見ながら商品を注文できるシステム「VR買い物支援サービス」で購入した商品を、日産自動車提供のスマートフォンアプリで乗り合いタクシーを呼ぶシステム「なみえスマートモビリティ」のタクシーへ乗せて配送します。
「なみえスマートモビリティ」は2021年11月から12月に乗り合いタクシーとして実証実験が行われていましたが、今回はタクシーと合わせて荷物の配送も行う実証実験となっています。
リアルタイムで直感的な買い物を
サービスの利用者である浪江町の住民は自宅にてタブレット端末を使い、青果やスーパー、鮮魚など3つの店舗の商品を選ぶことができます。地元に店舗をおく3社の店舗の売り場を、カメラを通してリアルタイムで見ることができタブレットを使用し商品の注文をします。
また店舗側も売り場へカメラを設置するのみの設備投資で済ませられるため、小中規模の会社や商店も販売対象店舗に参加しやすいという利点もあります。
「VR買い物支援サービス」で購入した商品を店員が「なみえスマートモビリティ」に積み込み旅客の住民とともに輸送し購入者の元へ配送することで、利用者の暮らしやすさは向上するか、また関わる店舗の活性化も図れるかが今回の実験で検証されます。
(画像はプレスリリースより)
凸版印刷株式会社のプレスリリース
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