10月のクリエイティブ職種ニーズが9月比で7%増加
大手有名企業であってもIT人材の採用には苦戦していることから、転職エージェントの中にはコンサルティング料率が40%から70%、職種によっては100%の提案もあることが分かっています。
そこで今回、株式会社ギークリーがサービスを利用した企業と転職希望者を対象に、求職者の集客状況やIT業界の転職市場について調査を実施、その結果を2021年10月度 「IT転職市場レポート」として11月16日に発表しました。
インターネット職種のクリエイティブ業種の求人数推移を調べたところ、2021年7月から8月は2%、8月から9月は4%と微増する傾向にあったものが、9月から10月は7%増加と急上昇する兆しが見られています。
これに付随する形で、採用要件緩和や採用ニーズの上昇も見受けられるほか、顧客リード獲得を目的とした自社メディアコンテンツ充実化に向けた動きもあり、各社クリエイティブ職の内製化を進める動きもあるため、求人数の増加の傾向が続くと考えられています。
職種区分、プロジェクトマネージャーが3%増加
エンジニアの職種区分を年齢別に分類したところ、2021年9月比で10月は、社内SEが2%増加、プロジェクトマネージャーが3%増加していることが分かっています。エンジニア全体のニーズが高まり、年齢制限などを緩和していることが要因だと考えられますね。
また、面談者年齢区分を確認すると、46歳以上の採用ニーズが引き続き高まっており、高年齢・高年収の集客拡張によって、現年収600万円以上の集客占有率も引き続き増加。年収別に分類したところ、10月はYonY比で現年収600万円以上の層が11%も増加していることが分かりました。
各社クリエイティブ職の内製化に向けた求人数が増加傾向にあり、IT人材の採用が難しくなっていることから、採用要件緩和などによって年齢の拡張を行うことが、人材採用・確保には重要になってくるのではないでしょうか。
株式会社ギークリーのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000039818.html