2020年の訪日客年間動向と2021年の予測
アウンコンサルティング株式会社は、「2020年の訪日外国人の年間動向調査結果と、2021年の予測」を2月24日に発表しています。2021年の傾向は密を避けた観光地と予測しています。
検索数の減少、「嵐山」などが30%以下に
2019年の訪日客は約3,188.2万人で、前年比69.1万人の増加でしたが、2020年は新型コロナウイルスの影響で約411.5万人、前年比87.1%の減少です。初めの緊急事態宣言が発令されたあとの5月は、1,663名と1年間で一番低い数値です。
訪日客数の多い国や地域の検索数を調査したところ、2020年の2月は台湾で検索数が増加したものの、それ以降は著しく減少しました。ほかの国・地域でも同様に2月以降減少しています。
検索数が減少した観光地について、韓国では「嵐山」が26%、ほかの国でも減少しました。シンガポールでは「東京ディズニーランド」が27%、「道頓堀」が24%、香港では「箱根」が23%となり、多くが30%以下に留まりました。
2021年の観光地は「富士山」か
その中で、検索数が増加した観光地もあります。「東京タワー」は多くの国で増加、インドネシアが264%と大きく増加しています。アメリカは「銀山温泉」「江ノ島」「尾瀬」「横浜中華街」などが増加しています。
フィリピン、ベトナム、タイ、イギリスなどは「富士山」が増加、アクションアドベンチャーゲームの舞台「対馬」も増加しました。
(画像はプレスリリースより)
(アウンコンサルティング調べ)
アウンコンサルティングのプレスリリース
https://www.auncon.co.jp/corporate/2021/0224.html