高倍率の拡大観察で大腸病変の高精細な診断
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、光学拡大機能付き大腸ビデオスコープ「CF-XZ1200 L/I」を発売しました。
この製品は、より高倍率の拡大観察によって大腸病変の高精細な診断をサポートします。
4K対応LCDモニターOEV321UH 使用時で最大拡大倍率135倍の光学ズームを搭載しているため、微細な粘膜模様や血管走行の観察のサポートを実現し、高感度CMOSイメージセンサーの採用で、ノイズが少なくハイビジョンを上回る高画質で観察することができます。
また、従来の面順次式よりも処理速度の速い高速面順次の採用しているため、毎秒120回の高速点灯により、動きの速い腸の蠕動運動などに対しても、色ずれが軽減された、なめらかな画像取得を可能にしています。
さらに、軽量化に加え、アングルノブ設計・スコープスイッチ形状・ボタン位置を見直した新型操作部「ErgoGrip」の採用により、術者の操作性が向上し、検査時のストレス低減に貢献します。
内視鏡検査による早期発見・治療が重要
大腸がんは、国内がん死亡数第2位で罹患数第1位と、近年増加傾向にありますが、早期段階で発見された場合90%以上が完治すると報告されており、内視鏡検査による早期発見・治療が重要となっています。
大腸がんなどの病変の詳細を観察するには微細な血管や粘膜の模様を観察する必要がありますが、今回発売された製品は、高倍率により粘膜の表面を高精細に観察することが可能で、より確実かつ効率的な診断をサポートします。
オリンパスでは、この製品をはじめ、軟性内視鏡・硬性鏡・ビデオイメージングシステム・システムインテグレーション・修理サービスなど、独自技術の実現により、世界中の内視鏡医のサポートを行い、患者の負担軽減と内視鏡診断・治療の質的向上を目指しています。
(画像はプレスリリースより)
オリンパス株式会社 プレスリリース
https://www.olympus.co.jp/