ネーミングライツでコラボメニューなども検討する
第1弾では宮迫博之氏が購入して話題になった
コロナ禍からの再生と楽しさを提供する社会貢献に
串カツ田中らしいユニークな取り組みで対コロナ
株式会社串カツ田中ホールディングス(以下、串カツ田中)は2日、「CAMPFIRE」を用いたクラウドファンディングプロジェクトとして、ネーミングライツ提供の取り組みを決定、同日より支援者公募を開始した。
支援者になると、全国270店舗の「串カツ田中」の看板を1カ月間、任意のワード変更で広告として使用できる。この店舗看板変更のほか、その支援者に合わせた限定キャンペーンなどの企画やメニュー開発・提供も検討するという。
今回のクラウドファンディングは第2弾で、第1弾は今夏に実施している。普段は入手できないクーポンやグッズ、社長・副社長による接待やネーミングライツといった特別権利などをリターンとして提供し、38,204,480円の支援金を獲得、大いに盛り上がった。ネーミングライツは芸人の宮迫博之氏が入手し、話題となったことも記憶に新しい。
資金確保と明るい話題での笑顔づくりを目指す
第2弾ネーミングライツの価格は2,000万円(税込)で、「串カツの~」と“~”部分を支援者が自由に記載できる。全国店舗の看板や公式HP、SNSの変更も可能なため、大きな宣伝効果が見込める。
串カツ田中では、こうした独自のユーモアをもった楽しい企画で、社会に1人でも多くの笑顔を生み出したいとし、コロナ禍の世の中を明るくする社会貢献と、自社の資金確保や販売促進効果の一挙両得を狙う。
支援金は直営店及びフランチャイズ加盟店の売上回復にかかる施策費用や新型コロナ感染対策費用に充てる方針だ。
工夫は次々に!
串カツ田中の試みは同社らしい知名度を生かしたもので、他が容易に真似できるものではない。串カツ田中にとっても第2弾が成功するか、トータルでプラスとなるかは分からない。
しかしコロナ禍で苦境の続く飲食業界にあって、紋切り型ではない施策、知恵を絞ったユニークな対応を次々に打つ姿勢から学ぶべき点は多い。何かできることはないか、起死回生のヒントは身近なところに眠っているかもしれない。
(画像はプレスリリースより)
株式会社串カツ田中ホールディングス プレスリリース
https://kushi-tanaka.co.jp/news/entry/1453