<detail_line_orange>新型コロナウイルスで客数が回復せず純利益が赤字に</detail_line_orange>株式会社ゼンショーホールディングス(以下、ゼンショーHD)が11月13日、4月から9月(連結)の純利益について赤字だったことを明らかにしたと、株式会社東京商工リサーチが同日に発表しています。
ゼンショーHDは全国に「すき家」という牛丼チェーンを展開している会社です。今回、新型コロナウイルスの影響により、客数が回復しなかったことで4月から9月(連結)の純利益が19億1,200万円の赤字になったとしています。
新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化が予想できないため、2021年3月期通期(連結)の業績予想は据え置くとしています。
▲[牛丼大手3社の通期予想と10月の売上前年同期比・表の画像]:株式会社東京商工リサーチ
<detail_line_orange>来年2月期の吉野家HDの連結業績予想では純利益が赤字</detail_line_orange>「吉野家」を展開する吉野家ホールディングス(以下、吉野家HD)など、牛丼大手3社の中間の純利益は赤字となっています。吉野家HDは来年2月期の連結業績予想について、純利益が90億円の赤字になることを見込んでいます。
また、「松屋」を展開する松屋フーズホールディングス(以下、松屋フーズHD)も、純利益が26億円の赤字になると予想しています。
一方で10月の全店の売上高を確認すると明るい兆しがみえており、「すき家」では106.5%、「吉野家」で102.7%、「松屋」で98.3%と前年同月比と同等程度まで回復してきています。
株式会社東京商工リサーチ プレスリリース
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20201113_03.html