約1万人の男女を対象に集計
株式会社リクルートライフスタイルは、10月29日、外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」を通じ、2020年9月度の「外食市場調査」を実施した結果を発表しています。
なお、同調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、およそ首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女を対象として2020年10月1日(木)~2020年10月9日(金)、インターネットにより行われており、数値は有効回答数9994件を集計した結果となります。
マイナス幅の縮小が市場規模の改善に
調査によると、2020年9月の外食市場規模は、3圏域合計で前年同月比(以下、前年比)949億円減少の2220億円で、前年比は8月より9.6ポイント回復しています。また、2020年2月以来7か月ぶりに前年比減少幅が1000億円を割り込む結果となっています。
外食単価については、前年実績の2447円を超えて2480円と、前年実績を上回り、外食実施率も特に首都圏は前月から13.6ポイント増と大きな改善がみられ、3圏域全体では2020年3月以来の60%台に回復しています。
業態別では7か月連続して主要16業態全てで市場規模が前年比マイナスとなっています。考えられる要因のひとつには「居酒屋」「和食料理店」「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」において、単価は増加したものの、延べ回数が減少していることがあげられます。
一方、「和食料理店」は前年比80.0%、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」はともに前年比同78.6%とマイナス幅が相対的に小さく、「居酒屋」は前年比57.8%まで回復している様子もうかがえる結果が今回の調査で得られています。
(株式会社リクルートライフスタイル ホームページより)
株式会社リクルートライフスタイル プレスリリース
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