レベル3対応、原形のまま運べるフレコンバッグ
株式会社インターアクション(以下、インターアクション)が11月1日から、アスベスト成形板用リレーバッグ(通称:フレコンバッグ)の情報提供を、行政向けに開始すると10月26日に発表した。
5月の大気汚染防止法の改正及び、7月の石綿障害予防規則(石綿則)の一部改正が公布され、アスベスト・レベル3のスレートやボードなどといったアスベスト成形品の除去においては、「切断・破砕等以外の方法による必要がある」ということが盛り込まれた。
建築物からそれらの成形品を取り外して、切断・破砕などをしてフレコンバッグなどに入れると、アスベストが飛散する可能性が高まってしまう。そこでインターアクションは、原形のまま収集・運搬できるフレコンバッグ・ロングタイプの情報提供を行政向けに開始、マニュアル整備及び関係諸官庁の解体業者などへの指導に寄与していく。
販売開始から800万平方メートル以上の処理実績も
法改正にあたっては、「アスベスト成形品を建築物から取り外してフレキシブルコンテナなどへ袋詰めする際に、破砕していてはアスベストが飛散する可能性があるため、取り外しをしてからも破砕しないような作業基準を定めるべき」という旨のパブリックコメントも寄せられた。
これに対して環境省は
「除去等作業における技術的事項については、今後実地を見据えた検討を行い、マニュアルの整備等を進めてまいります。」(プレスリリースより引用)
と回答した。
こういった背景からインターアクションは、フレコンバッグ・ロングタイプが販売開始からこれまでに、800万平方メートル以上の処理実績があることなどから、全国の労働局・労働基準監督署などといった行政に向けて、フレコンバッグ・ロングタイプの情報提供サービスの提供開始に至っている。
(画像は株式会社インターアクション ホームページより)
株式会社インターアクション
http://www.relaybag.com/株式会社インターアクションのプレスリリース(DreamNews)
https://www.dreamnews.jp/press/0000224779/