タトマドゥ軍とアラカン軍の戦闘で2人の子どもが犠牲に
公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)は、ラカイン州で起きた戦闘で子どもが犠牲になったことについて、10月14日に声明を発表している。
10月5日にラカイン州ブティダウンの地元農民グループの子ども15人が、地雷の有無の確認や、敵の攻撃から兵士を守るために先頭を歩くことを強いられた結果、タトマドゥ軍とアラカン軍の戦闘において2人が銃殺された。
これを受けてユニセフのミャンマー事務所代表の功刀 純子氏が、共同議長を務める「国連子どもの権利侵害調査・報告カントリー・タスクフォース(以下、CTFMR)」が、哀悼の意を表するとともに、犯罪行為である子どもの徴用・使用をした者が責任を問われることを求めた。
1月から3月までに100人以上の子どもが紛争で死傷
「CTFMR」は、2020年1月から3月までのわずか3か月間に、紛争で子ども100人以上が死傷していることも確認。2018年の子どもの犠牲者総数を大幅に上回っているほか、2019年の総数比でも半数以上になっていることに大きな懸念を示した。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の対策に取り組むだけでなく、子どもの人権が守られ、人道支援・サービスなどへアクセスできる取り組みを強化するように求めている。
(画像はプレスリリースより)
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公益財団法人日本ユニセフ協会 プレスリリース
https://www.unicef.or.jp/news/2020/0220.html公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000001608.000005176.html