地元のサプライヤーや中小企業と提携、研究機関と協力も
ヒュンダイ自動車は10月13日、シンガポールの現代自動車グループイノベーションセンター(以下、HMGICS)をモビリティ研究開発のオープンイノベーションラボにしていく方針だと発表した。
同社は同日に行われたオンライン式典においてHMGICSを、将来的なモビリティ研究開発に向けたオープンイノベーションラボとして機能させることを発表。地元のサプライヤーや中小企業と提携、研究機関や大学などと協力していくことも明らかにした。
シンガポールはパリ協定での公約に沿って、2040年までに全ての自動車をよりクリーンなエネルギーで走行させることを目指している。HMGICSの今後の展開によって、新たな成長分野が開かれ、刺激的な雇用創出がもたらされることに期待が寄せられている。
モビリティバリューチェーンイノベーションを実現へ
ヒュンダイ自動車は、ヒューマンセントリックのモビリティバリューチェーンイノベーションのビジョンを実現していく方針だ。
まず、AI・ICT・ビッグデータなどの高度なテクノロジーを組み合わせたデジタルトランスフォーメーションを通じ、仕事の価値と労働者の尊厳を高めるとともに、顧客NEEDSに応えるモビリティサービスを提供するため、顧客中心のスマートモビリティ環境を構築していく。
また、スマートエコシステムの責任ある業界メンバーとして、シンガポールのスマートネイションの構築に貢献する予定だ。具体的には太陽エネルギーや水素エネルギーなど、環境に優しいエネルギー源を活用して、カーボンニュートラルの実現を目指す。
(画像はプレスリリースより)
ヒュンダイ自動車 プレスリリース
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