情報による取り組みの困難
Government Executiveは7月17日、米国ではCOVID-19のデータがまとまっておらず、信頼できる情報共有ができていないとする意見を掲載。科学的な解決のための議論ができない状態だと指摘している。
基本データの欠如による認識の違い
意見はテキサス大学で公共問題を専門とするケトル教授のもので、COVID-19に関する言語が政治化されており、国として取り組みが行えないと述べている。
例えば、ドイツでは政府から切り離された中立的な研究所のデータがある。英国は奨励や入院など地域ごとに分類されたダッシュボードがあり、オーストラリア、カナダ、日本、韓国なども類似の方法を行っている。
一方で米国は、ニューヨークタイムズが州政府のデータ、ワシントンポストはジョンズ・ホプキンズ大学のデータを活用。そのデータは枝分かれして米国内の大学でも異なるレポートが発表されている。
効果的な取り組みはデータの標準化
米国は疾病予防管理センター(CDC)があるが、主に公衆衛生の専門機関のみに使用されており、トランプ大統領によって一般公開は取り下げられている。
国は、信頼できる中立的なデータを収集する責任がある。何が起こっているのか、基本的な情報をまとめて、誰もが同じ言語・情報で確実に話せるようにすることが大切だとしている。
それによってポリシーを構築し、人々に伝え、効果的な取り組みが行えるということだ。
(画像はPixabayより)
Government Executive
https://www.govexec.com/federal-news/