季節の変わり目は女性の6割上が体の不調を感じる
漢方のプロであるクラシエ薬品の調査によると、女性の6割以上は、季節の変わり目や新生活の時期に体の不調を感じていたことがわかった。
不調の内容のトップは「疲れやすい」53.8%で、次いで「イライラ」40.6%、「気分が落ち込む」38.7%となり、精神面での不調を感じていた人も多かった。
特に更年期は、女性ホルモンが急激に減少し自律神経にも影響を及ぼすため、季節の変わり目のように自律神経が乱れやすい時期には様々な不調が現れる。
漢方では、更年期障害を加齢症状の一部として捉え、若さの源である「腎精(じんせい:若さの源のようなもの)」が減少していくため、だるさ、疲れやすさ、尿漏れなどが生じるとされている。
そこに仕事や家庭などのストレスが加わり「気(き)」の巡りが悪くなることで気持ちが晴れず心の”ゆらぎ”を感じ、肩こりや頭痛が生じるのだという。
おすすめの養生と漢方薬
同社によると、不足した「腎精」を補うには、ゴマ、デーツやレーズンなど黒色の食べ物がおすすめという。気の巡りを良くするものとしては、シソやハーブなどの香りや酸味のある食べ物や飲み物を推奨し、散歩などでリラックスを心がけることも大切としている。
漢方薬は一剤で複数の症状に効果があるため、複数の不調が現れる更年期障害にはおすすめという。
ホルモンバランスの乱れによる「肩こり」・「イライラ」には、加味逍遙散(かみしょうようさん)。「イライラ」・「寝つきの悪い不眠」には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)。ホットフラッシュなどの「ほてり」には、知柏地黄丸(ちばくじおうがん)がおすすめとしている。
(画像はプレスリリースより)
クラシエ薬品 ニュースリリース
https://www.kracie.co.jp/release/10175958_3833.html