市場価値が38.8億米ドルになるとの推定も
SDKI Inc.は3月4日、新レポート「胎児モニタリングシステム市場 - グローバルな予測2022-2031年」を発刊しました。
長時間の分娩や帝王切開分娩、胎児機能不全などによる妊娠中の合併症増加が、新生児仮死の決定的な要因となっており、それに伴う胎児モニタリングシステムへの需要が高まっています。また、ウェアラブル診断医療機器の技術的進歩により、医師と患者の間で胎児モニターの採用が増加しており、それらが同市場成長を促進する要因となっていると考えられています。
これらによって同レポートでは、同市場価値が2022年の30.6億米ドルから、2031年までに38.8億米ドルに達すると推定されました。しかし一方で厳格な規制手順や出生率の低い有病率、機器の高コストが、同市場の予測期間中の成長抑制につながることもあると指摘されました。
北米地域が世界の胎児モニタリングシステム市場を支配
同市場は診断、製品別(システムおよび付属品)、モード別(外部および内部)、使用別(継続的および断続的)、エンドユーザー別(病院・ナーシングホーム、クリニック、ホーム設定)、そして地域別に分割され、さまざまな要因に基づきサブセグメントとしてさらに細かく分類されています。
地域別にみると、北米地域が2018年に世界の胎児モニタリングシステム市場を支配しました。また、早産率の高さなどが、同市場がアジア太平洋地域で市場成長する要因だと考えられています。
(画像はプレスリリースより)
SDKI Inc. 胎児モニタリングシステム市場
https://www.sdki.jp/SDKI Inc.のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000002064.000072515.html