ホテル・商業複合ビルとして2019年8月竣工予定
NTT都市開発は10月24日、京都市中京区烏丸通において進めている、新風館再開発計画について、2017年10月に着工したと発表した。
計画建物は、地上7階地下2階、延べ床面積約26,000平米のホテル・商業複合ビルで、竣工は2019年8月を予定。「伝統と革新」という新風館のコンセプトを継承し、この場所にしかない魅力を持つ、京都の顔、そして街のランドマークとなる開発を目指す。
歴史的建物を生かしつつ賑わいを創出
新風館は、大正末期に竣工した赤茶色のレンガ、アーチ状の窓枠といった当時の流行を積極的に取り入れたデザインで、京都市登録有形文化財の第1号に指定された建物で、のちに電電公社、NTT、NTT西日本のビルとなり、2001年に商業施設としてリニューアルされ「新風館」と名づけられたもの。
烏丸通に面したL字型の歴史的な建物を残しつつ、建物の内側に、レストランやアパレル関連のショップが並び、中庭は自然との一体感にこだわり、中庭の中央にはイベント用ステージを設置するなど賑わいを創出している。
今回の計画では、地下鉄烏丸御池駅と地下2階で接続。歴史的建物を生かしつつ、烏丸通から東洞院通を繋ぐ賑わいのあるパサージュや、地域に開放された中庭を設けることで、京都の中心部にて、観光客のみならず地域の人々にもより愛される施設を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)
NTT都市開発 プレスリリース
https://www.nttud.co.jp/news/detail/id/n21872.html