オーストラリア西豪州アシュバートン・ノースのLNG生産設備
三菱商事株式会社、日本郵船株式会社、株式会社JERA、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構は10月10日、パンパシフィックエネルギー株式会社に対して出資し、PE Wheatstone Pty Ltd.(PEW社)を通じて参画しているオーストラリアのウィートストーンLNGプロジェクトがLNG生産を開始したことを発表した。
4社は、約5年前にPEW社を通じ、米シェブロン社がオペレーターとして推進している同プロジェクトの事業権益を取得したが、今回、オーストラリア西豪州北西部沖合のウィートストーンおよびイアゴガス田から産出される天然ガスを用いたLNGの生産を開始した。
年間LNG生産量890万トンの予定
同生産設備は2系列のNG生産設備を持つ施設となる計画で、今回LNG生産を開始したのは第1系列であり、第2系列は現在建設作業が進行中。
ウィートストーン・イアゴガス田および受理マーブルネロガス田から海上プラットホームを経て産出される天然ガスは全長225キロメートルの海底パイプラインを通じてアシュバートン・ノースに位置する2系列のLNG生産設備に送られ、年間890万トンのLNGが生産される予定となっている。生産されたLNGは、プロジェクト第一船により数週間のうちに出荷される見込みとのこと。
(画像は独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構のHPより)
三菱商事株式会社、日本郵船株式会社、株式会社JERA、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構のニュースリリース(PR TIMES)
http://www.jogmec.go.jp/