施工品質管理システム「D-SHIP」の運用開始
大京穴吹建設は10月3日、施工品質管理システム「D-SHIP」の運用を開始すると発表した。
「D-SHIP」は施工管理業務を電子化し、帳票やワークフローを一元管理するシステム。建設現場における生産性の向上などを目的に、大京穴吹建設と穴吹カレッジサービスが共同開発した。
現場の状況がリアルタイムに把握でき、残業も少なく
これまでの施工管理業務は、書面による記録やメール、電話でのやりとりによって行われていた。しかし、建設現場の状況がリアルタイムで把握できないうえに、作業負担が非常に大きいという課題があった。このため、残業発生の大きな要因にもなっていた。
また、建設工事で関わる会社は外壁補修会社や塗装会社などの専門業者を含めると10社以上に上る案件も多く、各社とのデータ共有にも支障を来すことがあった。
「D-SHIP」を導入することで、施工管理業務における事務作業の負担が軽減し、社員や協力会社社員の業務の効率が向上が実現する。
また、安全管理において的確かつ迅速な現場対応ができるようになる。さらに、工事現場以外からでも建設の状況をリアルタイムで確認でき、情報共有をスムーズになるメリットもある。
10月から運用をスタートさせ、今後は大京穴吹建設が施工管理する建設現場に、順次適用していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社大京穴吹建設のプレスリリース
https://www.nikkei.com/株式会社大京穴吹建設のホームページ
http://www.daikyo-anabuki-construction.co.jp/