「町営女川住宅」に「エネイース」を導入
戸田建設株式会社は9月14日、長瀬産業株式会社および株式会社村田製作所とともに、2017年7月に入居を開始した宮城県の「町営女川住宅」(戸田建設が設計施工)に、家庭用太陽光発電・リチウムイオンバッテリーハイブリッドシステム「エネイース」を導入したと発表した。
東日本大震災の津波により多くの被害を受けた女川町では、津波の影響を避けるため住宅の高台への移転が進んでいて、そのひとつとなる同住宅は、災害対策と環境配慮の一環として、自然エネルギーを効率的に制御し、利用できる設備が求められていた。
「エネイース」は村田製作所と長瀬産業が共同開発
今回、同住宅に導入された「エネイース」は、2017年4月に村田製作所と長瀬産業が共同開発したもので、小型のハイブリッドパワーコンディショナー、リチウムイオンバッテリー、太陽光発電を組み合せたコンパクトなエネルギーマネジメントシステム(EMS)となる。
このシステムは、複数のパワーコンディショナーやリチウムイオンバッテリーを組み合せることにより、大規模施設向けに再構築したもので、今後は事務所や倉庫、学校や病院での導入も検討していくという。
なお、対象となる住宅は、宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原151他に独立行政法人 都市再生機構 宮城・福島復興支援本部が施主となり、同社が設計施工を行った、女川町営女川住宅の1号棟(19戸)および2号棟(67戸)になる。
(画像はプレスリリースより)
戸田建設株式会社 プレスリリース
http://www.toda.co.jp/news/2017/20170914.html(関連資料)株式会社村田製作所 発表記事
http://www.murata.com/ja-jp/about/newsroom/news/