政令都市の中で最も高齢化が進む北九州市
株式会社スカイディスクは、9月7日、介護従事者の負荷軽減を目指して、九州工業大学大学院へのIoT技術の提供を開始したと発表した。
九州工業大学は、政令都市の中で最も高齢化が進む北九州市において、介護分野におけるIoTソリューション実現を目指している。スカイディスクは、この取り組みをさらに推進させるべく、技術提供を行う。
施設全体でネットワークに接続し、行動認識
九州工業大学は、独自性の高い非接触生体センサと実績豊富なAIによる行動認識技術の組み合わせで、高齢者が「より安全に」「快適に」「やりがいをもって」生活するためのIoTソリューション実現を目指している。同大発のベンチャーである「ひびきの電子株式会社」も、非接触生体センサをはじめとした各種センサを今秋より順次リリース。施設全体でネットワークに接続し、行動認識するための技術開発を行うという。
同大のこの取り組みに対してスカイディスクは、温湿度・照度・気圧のセンサが内蔵されたデバイス『SkyLogger Piccolo』の試作品と、次世代通信規格であるLoRa仕様の屋内用ゲートウェイ『SkyGate』を提供。より広範囲での環境センシングを実現するとしている。
熟練介護士の行動を元に、解析結果を導き出す
今回の取り組みでは、熟練の介護士の行動履歴を元にして、解析結果が導き出される。この解析結果は、新しく入ってくる介護士の教育や、最適な人員配置の検討などに、活用が可能なものだという。
スカイディスクは、介護業界の課題である業務負荷と人手不足を、同時に解決することを目標にするとしている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社スカイディスク
https://skydisc.jp/介護従事者の負荷軽減を目指し九州工業大学大学院へ IoT技術を提供開始 - PR TIMES
https://prtimes.jp/000000014.000022401.html