大日本住友製薬連結子会社が承認取得、イルベサルタン錠「DSPB」
大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)は8月15日、同社の連結子会社であるDSファーマバイオメディカル株式会社(以下、DSファーマバイオメディカル)が、高血圧治療剤「イルベサルタン」のオーソライズドジェネリックについて、製造販売承認を取得したと発表した。
新たに製造販売承認を取得したのは、『イルベサルタン錠「DSPB」』で、3規格の展開となる。販売名は、イルベサルタン錠50mg「DSPB」、イルベサルタン錠100mg「DSPB」、イルベサルタン錠200mg「DSPB」。
同剤は厚生労働省による薬価基準収載後、DSファーマバイオメディカルから発売される。また、情報提供活動に関しては、大日本住友製薬と大日本住友製薬の連結子会社DSファーマプロモ株式会社が行っていく。
長時間作用型で、軽症から重症高血圧症まで有効
サノフィ社により創製されたイルベサルタンは、高血圧治療薬の中でも長時間作用型のARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)に分類される。
血管を収縮させて血圧を上げる作用を持つ「アンジオテンシンⅡ」の受容体への結合を妨げることにより降圧作用を示す薬剤で、降圧効果が24時間持続する長時間作用型であり、軽症から重症高血圧症まで有効な優れた降圧効果が認められている。
イルベサルタンは、大日本住友製薬からは「アバプロ(R)錠」の製品名で、また、塩野義製薬株式会社からは「イルベタン(R)」として2008年に発売開始された。
高血圧症は、放置しておくと心筋梗塞や脳卒中などの合併症を招く可能性が高くなるため、コントロールが重要であり、大日本住友製薬では今後「アバプロ(R)錠」の使用実績を活用した情報提供活動を行うとしている。
(画像は大日本住友製薬株式会社 ホームページより)
大日本住友製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20170815_1.pdf