「豚インフルエンザ」は通常の季節性インフルエンザと同等の扱いに
7月28日、在ミャンマー日本国大使館は、ミャンマーで発生しているインフルエンザの扱いについて発表した。
大使館の発表では、現在ミャンマー国内で流行しているインフルエンザを
「豚インフルエンザ」と呼ばず、
「A/H1N1」と記載している。そして、「(参考)本邦におけるインフルエンザ(A/H1N1)の扱い」として豚インフルエンザを説明した。
それによると、「豚インフルエンザ」は2009年、世界的に大流行した当時の呼び方で、今では「A/H1N1」=「通常の季節性インフルエンザ」として扱っているという。
インフルエンザ(A/H1N1)は2009年に世界的な大流行(当時「豚インフルエンザ」とも呼ばれました。)〜中略〜
しかしその後、季節性インフルエンザと異なる大きな流行などの特別の事情は確認されなかったため、2011年以降、通常の季節性インフルエンザとして取り扱い、その対策も通常のインフルエンザ対策に移行することになりました。(プレスリリースより)
ミャンマーでの季節性インフルエンザのピークは7〜8月
2009年、「新型」として恐れられた豚インフルエンザ。国際空港などでの厳戒態勢が記憶に残っている人も多いだろう。
しかしこの発表をみると、通常のインフルエンザ同様、軽視することはできないが、必要以上に恐れることもないと理解できる。
ミャンマー国内の季節性インフルエンザは、例年雨期である7月から8月がピークとのこと。大使館は在ミャンマー邦人に対し、ワクチン接種や咳エチケット、外出後の手洗い、人混みを避けるなど、通常通りの予防につとめるよう呼びかけている。
(画像は在ミャンマー日本国大使館より)
在ミャンマー日本国大使館・プレスリリース
http://www.mm.emb-japan.go.jp/