「白楽駅」2年連続10%台
不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」を運営している健美家株式会社が「東急東横線沿線駅別 マンション投資利回りの平均」の調査結果を公表した。対象は同サイトに2016年7月~2017年6月に登録された新規物件3.009件より抽出。東急東横線全21駅で、利回りが10.45%から4.77%までと大きく差が開いた。
最も利回りが高かったのは昨年と同じ「白楽駅」の10.45%(前年比0.14ポイント増)。横浜駅まで3駅、神奈川大学の最寄り駅であるが、徒歩分数が10.4分、専有面積が18.8平方メートルと狭く、築年数29.8年で古いことが影響している。
2位は「東白楽駅」の9.21%(前年比0.38ポイント減)、3位は「日吉駅」8.98%(同0.33ポイント増)。4位「大倉山駅」8.93%(同0.74ポイント増)、5位「妙蓮寺駅」8.46%(同1.59ポイント増)であった。10%~8%台の高利回りの駅は横浜市に集中している。
再開発で「日吉駅」「綱島駅」に注目
現在、日吉駅と綱島駅の中間地域に再開発(港北箕輪二丁目地区地区計画)が進行中。2022年度には、日吉駅から相鉄線との相互直通運転の計画があり、相鉄線「西谷駅」と東急東横線・目黒線「日吉駅」間に連絡線を新設し、羽沢駅・新横浜駅・新綱島駅(全て仮称)の新駅を設置予定。新綱島駅と綱島駅は隣接しており、新駅設置に伴い再開発計画も進んでいる。
「日吉駅」と今回6位8.26%(同0.74ポイント減)であった「綱島駅」の利回りに、今後どのような影響があるか注目される。
(画像は健美家株式会社HPより)
健美家株式会社 ニュースリリース
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