来日前に専用WEBサイトで商品を予約し、ホテルで購入・受け取り免税適用
2018年11月15日、ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発株式会社(以下、YSD)とJR東日本グループの日本ホテル株式会社(以下、日本ホテル)は、訪日外国人が来日前に専用WEBサイトで予約した商品を、宿泊先ホテルで購入・受け取ることで免税が適用されるサービス「eTaxFree-Japan TaxFree Online Shopping」(以下、同サービス)の実証実験を、11月20日から実施すると発表しました。
現行の消費税免税制度では、実店舗で購入する条件で免税が適用されるため、WEBサイトで購入した商品を、受け取ることはできても、免税対象にはできません。
サービスの概要
同サービスでは、訪日外国人が、希望する商品を訪日前に専用WEBサイトから予約し、輸出物品販売所(免税店)の許可を受けたホテルが、「予約商品を仕入れ」て宿泊客(訪日外国人)へ「販売・受け渡し」を行うことで、免税対象にできます。
このため、訪日外国人にとっては、消費税分を安く購入でき、買い物に出かけることなく移動時間を短縮して、宿泊先で確実に商品を受け取れるメリットがあります。
また、ホテルにとっては、訪日外国人が到着する前に荷物の依頼主と宿泊者名簿との照合作業ができるため、よりスピーディーかつ確実な受け渡しをでき、スタッフの負担軽減が図れるうえに、チェックイン日に合わせて、YSDが荷物の到着をコントロールするため、限られたスペースを有効活用しやすくなります。
さらに、メーカーにとっては、訪日外国人に自社商品をPRするとともに、新たな販売チャネルを確立できます。
(画像はプレスリリースより)
ヤマトシステム開発 ニュースリリース
https://www.nekonet.co.jp/news/20181115