質の高い治療を提供
1月13日、ヤンゴン総合病院は、その敷地に、がん患者のための320床を有する5階建ての病棟を新設した。
開設式では、保健・スポーツ省のMyint Htwe大臣は、政府ががん患者に質の高い治療を提供することを目的として、この5階建ての病棟を建設するために32億チャットを費やしたと言及し、次のように語った。
「新しいがん病棟を開設する前は、既存の病棟で、収容能力が80床しかないにもかかわらず、毎日180人から200人の患者を治療していた。新しい病棟には十分な量の薬と装備、特にがん患者が苦しむ痛みを和らげることができるものが備わっている。さらに、保健・スポーツ省は患者の便宜のために優れた栄養学者と神経科医を提供する。」(プレスリリースより引用)
また、大臣の説明によると、新しい病棟には、管理部門、患者の社会問題を解決する専門医、トイレ、読書コーナー、テレビがあり、がん患者は、通常患者より免疫力が低下するので、病棟に感染を持ち込まないように家族の間で意識を高める必要がある。
患者数を正確に把握することで、より十分な医薬品と医療機器を供給することにおける要因を決定することができるので、がんの登録が既に国全体で開始している。
様々ながん対策プロジェクト
保健・スポーツ省は、がん患者の数を減らすために健康啓発キャンペーンに力を入れており、スクリーニングテストも、予算の割り当てに応じて実施されている。
大臣はまた、Gaviと協力した2020年にヒトパピローマウイルス(HPV)予防接種の拡大、同省から配布されたモバイルタブレットを介した乳房自己診断(BSE)の普及、および、高い品質の抗がん剤の供給に関して国際機関と覚書を締結することについて説明するとともに、幅広い研究プログラムのために、投資割り当てを増やすことを要請した。
その後、ヤンゴン地域政府のU Phyo Min Thein首相は、ヤンゴン市のがん対策プロジェクトをサポートするために、がん病棟を開設することに尽力してくれたすべての人々に感謝の意を示し、また、施設の持続可能な進歩に向けて援助を継続することを約束した。
さらにMyint Htwe大臣と、ヤンゴン総合病院後援委員会の支援者であり連合平和委員会の委員長であるTin Myo Win医師、U Phyo Min Thein首相は、施設の銘板を設置。
Mya Lay Sein副大臣、Thet Khaing Win常任理事、ヤンゴン総合病院の医療管理者であるYee Yee Myint医師、およびMyint Myint Aye医師が、正式に病棟を開設した。
(画像はプレスリリースより)
ミャンマー情報省 プレスリリース
http://www.moi.gov.mm/14/01/2019/id-16238