最初の年、100歳以上は全国でわずか153人
厚生労働省は9月14日、老人の日に先だって、百歳の高齢者の長寿を祝う記念行事に関する発表を行った。この行事では年度中に満100歳を迎える人々に、内閣総理大臣から祝い状と記念品が贈呈される。
100歳以上の高齢者の数は、行事がスタートした昭和38年(1963年)には全国で153人を数えるばかりだったが、昭和56年には1000人を超え、平成10年には1万人を超えた。
住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者の数は今年は6万9785人、昨年と比較すると2014人増加している。全体の約88%にあたる6万1454人が女性だ。
今年の表彰対象者は9月1日現在で3万2241人を数え、前年度比で144人増加した。男性が4453人、女性が2万7788人となっている。
人生100年時代、老人自らの向上意欲を促す
老人福祉法では、国民の間に広く老人福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対して自らの生活の向上に努める意欲を促すことを目的として、9月15日を「老人の日」に定めている。
内閣総理大臣からの記念品は銀杯で、表彰該当者が居住する都道府県知事などに引き渡され、老人の日以後に祝い状とともに対象者に伝達される。
(画像は厚生労働省公式ホームページより)
厚生労働省 リリース
https://www.mhlw.go.jp/0000177628_00001.html