絵本事業を展開するシャンティ 絵本が届くのに様々な人が関わる
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)の海外研修プログラムに、ミャンマー・ピー事務所研修生として参加している栗原綾菜さんが、その様子を9月18日のシャンティブログにおいて報告した。
栗原綾菜さんは、大学1年生の頃から難民支援や難民問題に焦点をあて活動する学生団体に所属。その活動の一つとして行っていた出張授業やアルバイトをする中で、教育分野について興味を持つようになり、絵本事業を展開するシャンティの同プログラムに参加した。
事業を展開しているため、当たり前のように子どもへ絵本が届けられると思っていたが、実際は想像以上に多くの人が関わり、努力していると痛感したとしている。
絵本を読み想像力を広げていく 暗記を中心とした教育に変化を
絵本事業を展開する前は漫画だけがあり、ミャンマーに絵本はなかった。教育は暗記を中心となっており、絵本を読んで、想像力を広げていこうという価値観を普及し、教育にも変化をもたらすことも活動の一つだった。
ミャンマーの子どもは将来の夢を考えることがあまりない。しかし、「ねずみくんおおきくなったらなにになる?(ポプラ社)」をはじめとした絵本が、「将来何になりたいか」、「どんな仕事をしたいか」、想像するきっかけを与えるとして、大切な役割があるのだと分かったとしている。
(画像はシャンティ ホームページより)
シャンティブログ
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