超高齢社会の未病指標構築を目指して
2018年7月10日、理化学研究所を中核機関とする「健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス」が主催する保険イノベーション創出研究会が設立された。
この研究会は、超高齢社会において人々が健康で“生き活き”とした人生を送っていけること、また思い描いていけることを目指し、疾患のを早期検知に役立つ「未病指標」の構築に取り組むべく発足。7月10日現在、大手生命保険会社等11の機関が賛同し、参画している。
キーワードは「#老後を変える」
参画機関のひとつであるメットライフ生命保険会社は、これまでも疾病の予防・発見・治療・ケアといった各段階において顧客に対する包括的なサービスの拡充を進めており、保険イノベーション創出研究会が目指す「未病指標」の構築及び社会への実装が、自らの掲げる「#老後を変える」理念と親和性が高いと協力に意欲的。
「超高齢社会の課題解決に向け、複数の保険会社が共に議論することはたいへん画期的」と語った。
新たな保険商品の開発へ応用も
健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックスは2016~2017年度に「健康計測研究」を行っている。これは720名の健常者を対象とした生体データ計測であり、現在これらのデータを細かく解析することで、未病指標の確立を進めている。
データに基づく慢性疲労や疾患リスクとの相関が、新たな保険商品の開発や提案に広く役立ち、各顧客の利益につながると期待されている。
(画像はリサーチコンプレックスホームページより)
健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックスプレスリリース
https://rc.riken.jp/