コロラド州の山岳トンネル工事で
大手総合建設会社の大林組は4月16日、同社が米国・コロラド州の高速道路建設で手がけた「I-70ツイントンネル拡幅工事」が、国土交通省が主催する「第1回JAPANコンストラクション国際賞」の建設プロジェクト部門で表彰されたと発表した。
これは、コロラド州の高速道路上に既設されているトンネルの拡幅工事。最大の大都市であるデンバーとロッキー山脈のスキーリゾート地を結ぶ高速道路であることから、スキーリゾートの閑散期となる4月から12月という限られた期間で実施された。
同事業では、設計段階から施工者が事業に参画して設計への助言や工期・コストに関する情報を発注者に提供する、CM/GC方式を最大限に生かして、遅延なく工事を完成させた。また同社の米国子会社である、クレマー社との連携による動員力と、同社の持つトンネル技術力を融合させたという点で高く評価され、今回の受賞につながった。
競争力の強化、海外進出を後押し
JAPANコンストラクション国際賞は、国土交通省が主催する日本の「質の高いインフラ」を代表する、海外建設プロジェクトおよび海外で先導的に活躍している中堅・中小建設関連企業を表彰することにより、日本の競争力強化を図り、日本企業の海外進出を後押ししようというもの。
「建設プロジェクト部門」と「中堅・中小建設企業部門」の2つのカテゴリーが設定されており、2017年12月から2018年1月末にかけて募集が行われた。
(画像は大林組HPより)
株式会社大林組のプレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/news/news_20180404_1