広告やアパレルのバーチャルモデルとして
株式会社データグリッドは、2019年4月26日、実在しない人物の全身画像生成を行う『全身モデル自動生成AI』を開発したと発表しました。
このAIは、ディープラーニングを応用したGAN(敵対的生成ネットワーク)によって実現したもの。広告やアパレル領域におけるバーチャルモデルとしての展開が、期待されています。
『アイドル自動生成AI』の表現力を高める
データグリッドは、京都大学国際科学イノベーション西館に所在地を置き、クリエイティブAIの開発や、AI関連システムの開発およびコンサルティングを手がけています。
2018年6月には、『アイドル自動生成AI』も開発しました。『全身モデル自動生成AI』は、この『アイドル自動生成AI』の表現力を高める形で開発されています。
『全身モデル自動生成AI』開発にあたり同社は、「全身生成」と「動作生成」を重点的に研究。GANを応用したAIに、大量の全身モデル画像を学習させました。その結果、従来は困難であった1024×1024という高解像度・高品質で、実在しない全身モデルの画像を生成することが可能となりました。
実運用において必要となる機能も開発
『全身モデル自動生成AI』の用途として同社は、広告やアパレルECにおけるバーチャルモデルとしての利用を、想定しています。
同社は今後、『全身モデル自動生成AI』のさらなる精度向上と動作生成AIの研究開発を予定。広告・アパレル関連企業との実証実験も行い、実運用において必要となる機能の開発も行うそうです。
(画像はプレスリリースより)
実在しない人物の全身画像生成を行う「全身モデル自動生成AI」を開発 - 株式会社データグリッド
https://datagrid.co.jp/all/release/386/