効率的なインフラのメンテナンスは大きな社会課題
2019年3月12日、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は、ドローンを活用したインフラ点検の新会社「株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク」(以下、同新会社)を2019年4月1日に設立し、営業を開始すると発表した。
近年は、公共施設や上下水道、道路、橋梁などインフラの老朽化が進んでいるが、急速な高齢化と少子化に伴ってさまざまな分野で働き手が減少傾向にある状況で、インフラのメンテナンスに携わる技術者も不足すると懸念されている。
一方、各種点検業務などに幅広く活用されつつあるドローンは、作業従事者の安全を確保しながら効率的に作業を行い、時間短縮を実現できるソリューションとして益々注目されている。
また、NTT西日本グループは、ドローンによる太陽光パネルの点検やAIを活用して道路路面状況を診断するサービスなどを提供してきており、関連する技術のノウハウを蓄積してきた。
今後は、ドローンを活用したインフラ点検・診断サービスを促進させるため、同新会社を設立することとなった。
「株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク」の概要
同新会社では、送電線鉄塔・通信鉄塔・橋梁・太陽光・風力発電設備等のさまざまな構造物の点検に幅広く対応した業務展開を図り、点検・診断業務においてはAIを活用して技術者をサポートする。
さらに、コンサル・企画/空撮/点検/診断・レポート化に至るまで、業務プロセスに即したインフラ点検機能をワンストップで提供する予定だ。
なお、同新会社の資本金は4億円(NTT西日本100%出資)で、従業員数は10名程度になる。
(画像はニュースリリースより)

NTT西日本 ニュースリリース
https://www.ntt-west.co.jp/news/1903/190312a.html