マレーシア首相がミャンマー政府に暴力行為の中止を強く要求
1月19日、マレーシアの
ナジブ・ラザク首相は、クアラルンプールで開催された
イスラム協力機構(OIC)の特別セッションに出席した。
ナジブ首相はミャンマー政府に対し、ラカイン州のロヒンギャ族が警察や軍から受けている差別・暴力行為を、終わらせるよう要求した。
ミャンマー政府はロヒンギャ族の迫害について、国際社会から非難を浴びている。政府は軍や警察の関与を認めず、事態は改善されていない。
OICの会議には、イスラム系国家から57名の代表が出席した。会議では、悲惨な状況を止めるため、独立した調査団を派遣することが決まった。
イスラム組織による過激行動の可能性を警告
ナジブ首相は、この状況が解決しなければ、イスラム系の組織が過激な行動に出る可能性があることを強調した。
ナジブ首相は、
この問題は国際社会全体の問題としてとらえるべきだ。過激派集団が行動を起こせば、現在をはるかに超える死と破壊が起こる可能性がある。(ドイチェ・ヴェレより)
と述べている。
また、マレーシアに避難している5万6000人のロヒンギャ族に対しては、基本的な生活や教育、医療、福祉を提供するための投資を追加することも表明した。
ナジブ首相はOICの出席者に、
多くの人が言葉にできないほどの残虐行為を経験し、目撃している。私たちの仲間が受けている惨状を止めなければならない。まず、女性に対する暴力を止めるべきだ。(ドイチェ・ヴェレより)
と述べた。
(画像はドイチェ・ヴェレより)
ドイチェ・ヴェレ
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