ADP研究所のレポート12月分
ニュージャージー州ローズランドADP研究所は、2017年1月5日、全米の昨年12月の民間企業の雇用状況についてレポートを発表している。
全米で153,000人増加
同レポートは、研究所が算出した所得データを毎月測定・発表している。
それによると、2016年12月の全米雇用状況は、農業以外の米国民間雇用は153,000人増加したと発表。その内訳は、中小企業で18,000人、中規模企業で71,000人、大企業で63,000人の増加。
業種別にみていくと、天然資源/採鉱、建設、製造業などの生産業で16,000人となり、こちらは前月を下回っている。一方サービス業では、輸送業や企業管理業務、教育/介護などでアップ、結果的に169,000人増加した。
2017年より緩やかな減速に
ADPリサーチ・インスティテュートでは、「2016年は、民間企業で月平均174,000人の雇用を創出しているが、2015年12月の209,000人より減少しているのは興味深い」と指摘。
また、「全米の労働市場はここ7年で完全雇用に近づいているが、2017年からは次第に市場の伸びは減速する見込み。」と報告している。
(画像は写真ACより)
ADP Research Institute
http://www.adpemploymentreport.com/Marketwired
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