1kmのWattway太陽光発電道路が開通
フランス政府のセゴレーヌ・ロワイヤル(Ségolène Royal)環境・エネルギー・海洋大臣は12月22日、フランスのノルマンディーに1kmのWattway太陽光発電道路が開通した、と発表した。
Wattwayは、道路が太陽エネルギーを生み出す第2の機能を提供するために設計された、コラス社(Colas)の革新的な技術である。
フランス国立太陽エネルギー研究所との5年にわたる共同研究開発の成果であり、2015年12月気候変動枠組条約第21回締約国会議COP21で表彰された。
年間発電量280MWhを見込む
Wattway太陽光発電道路の実証試験は、フランス・ノルマンディーのトゥルーブル南出口と国道12号との交差点との間の道路RD5上に、2,880枚の太陽光パネルを敷設して実施する。
Wattway太陽光発電道路の発電電力は、フランスの電力供給網エネディス・ネットワークに送電される。
年間発電量は、280MWhを見込んでいる。日々の発電は、天候と季節により変動するので、夏のピーク値は1日当たり1,500kWh、年平均で1日767kWh程度と試算している。
情報パネルが、太陽光発電道路の近くに設置され、直近の発電量と累計の総発電量を表示する。電源は、Wattwayパネルによる発電電力である。
Wattway太陽光発電道路をさらに改良
現在、Wattway太陽光発電道路は実験段階である。今回の実証試験により、太陽光パネルの製造および設置プロセスを改良し、最適化を目指す。
(画像はWattway by Colasの公式サイトより)
コラス社のプレスリリース
http://www.wattwaybycolas.com/