医療の持続可能性を追求
12月21日に開かれた厚生労働省・中央社会保険医療協議会の「総会」で、「2018年度診療報酬改定に向けた主な検討項目」や「中医協における今後の検討の進め方」が議論された。
「2018年度診療報酬改定に向けた主な検討項目」については、これまでの改定項目を踏まえた上で、医療機能の分化・連携の強化、地域包括ケアシステムの構築の推進が課題とされ、患者の価値観に重きを置いた質の高い医療を実現することや、各々の重点分野、個別分野に関しても質の高い医療の提供の推進が確認された。
またより効果的・効率的な医療を目指すことで、持続可能性を高めていく指針も示された。
検討の進め方についても俎上に載せる
「中医協における今後の検討の進め方」としては、「検討の場」「スケジュール」「医療と介護の連携」の3つが主な検討項目として上がり、診療報酬の基本的事項などは小委員会で議論されること、秋頃までに各検討項目の具体的な方向性を定めるスケジュールが確認された。
さらに医療と介護の連携に関して、中医協総会と介護給付費分科会の連携・調整を進め、積極的に意見交換の場を設けていくことが提案された。
総会ではこの他「平成30年度診療報酬改定に向けた検討項目と進め方について」の案も提示され、医療機能の分化・連携の強化や地域包括ケアシステムの構築の推進について具体的な取組が提示された。
(画像は厚生労働省HPより)
中央社会保険医療協議会 総会(第342回) 議事次第
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000146035.html